2014年4月25日金曜日

ハイテク企業とハイウェイの間に、野生の生き物達の拠り所があった。


 先日のブログ記事でもふれましたが、Frog Watch USAのボランティアをするため、講習を受けてきました。講習では自然の中に両生類が存在する事の大切さにはじまり、3時間みっちりと色んなカエルのスライドを見ながら、種々の外見、州内の生息域、それぞれの種の持つ2種類の鳴き声を学習していきました。最後の筆記テストで80%以上を得点すれば公式のボランティアとして認定されます。メモをとりながら集中してがんばったかいあり、カエルの鳴き声の正答率は100%をマークすることができました。これで、「なんちゃってカエルはかせ」としての第一歩を踏みだした事になるのかな(笑)。今日は実際のカエル・ウォッチに先駆け、夕方散歩がてら自宅まわりの水場をいくつかチェックしてきました。

 上の写真は今日見つけた地元の緑地です。オフィス街とハイウェイにはさまれたこの場所は、40年ほど前までは農耕用の溜池だったそう。以降街の開発にともない、環境を重視した街づくりの専門家が呼ばれ、溜池の周囲3エーカーほどが浅く掘り拡げられた所へ、今では土着の植物や睡蓮が繁茂し「ミニチュア湿地帯」的様相を呈しています。夏は水が殆どなくなるそうなので大型の魚が育たず、両生類にとっては格好の繁殖場でしょう。余談ですが、管理人の住むこの郊外の街は、グーグルやオラクルなどのIT関連会社、CIAなどの国防系の機関や欧州車会社などのオフィスビル街が、こうして計画的に残された緑地の間ににょきにょきと混立しているアメリカでは非常に珍しいタイプの街です。いずれにせよ、自然を愛する先人たちが行った街づくりの工夫が、鳥類だけでも23種が営巣し、122種が生活の場として利用する拠り所となって息づいている事を思うと、けっこう感慨深いものがあります。水面の睡蓮が時折揺れるのでその間に目を凝らすと繁殖期に入ったらしい無数のニシキガメ達が2~3匹一組になって追いかけあっていました。普段車で通りすぎていた場所にこんないい所があったんだなあと、感激した午後でした。