2012年5月5日土曜日



 3月の日記に書いたスナボアの現在。タタールサンドボアなのかなんなのか、どういう環境を好むのかはっきりしないまま家に来てから2ヶ月が経ちました。その間見ていて思ったことは、この蛇は気温にけっこう敏感ということと、水を案外よく飲むということです。最終的にズーメッドのスポットライトで昼間はびしっと暑く、夜は無加温(室温)という状態が一番活発で餌もよく食べていたので、しばらくこの環境を維持して様子を見てみることにしました。スナボアの例に洩れず見かけによらず活動的で、動き回るときは90センチのケージでも少し手狭に感じる。この「水をよく飲む」とか「やたらに活動的」というのは飼育環境が正しくないときにも起こりえるので、これからもよくチェックを続けて見きわめたい。6/1追記:写真を交換しました。植わっている植物は南米産なので、テラリウムとしては正確なものではないです。

 おもしろかったのは、いつもの「丸太飼い」をやめてケージ内に巣穴や高低差・バスキングスポット的なものを設置したら、このスナボアがぼんやりと一日のスケジュールを決めてるらしきことが分かった事です。この蛇は、新しい環境に落ち着いてからは毎日午前中の遅い時間に巣穴から出てきて→バスキングスポットに行き→夕方まで寝て→その後短時間ちょろちょろ活動して水を飲んだり餌を食べたりする→暗くなると巣穴に戻って寝る(?)ということをかなり規則正しく繰り返している。フィールドなどでいつも特定の穴に巣食っているような動物がいるけども、このスナボアも野生下では結構あんな感じなのかもしれないと想像しています。夜、消灯してからはテレビの明かりなどが長時間当たっているとたまに出てくるので、基本は昼行性で(※)でも月が明るかったりすると行動するという感じなのかもしれない。やたら凶暴で掃除の時などはいつもフックとか鍋つかみで掴んでいるんですが、そんなんでも結構楽しくスナボアの面白さが分かってきたような気がする。※訂正:飼育書によれば夕暮れ時と早朝・未明時が野生のスナボアの主な行動時間帯ということです。

2012年5月2日水曜日

 最近自分のうちの蛇を世話していて気になったのは、蛇って実はかなりよく寝る生き物なのではないか?ということ。これは、実際獣医さん等に聞いたりして確認したわけではないので想像の域を出ないですが、暖かいところに丸まって微動だにせず、そして明るさに関係なく目の瞳孔がぴっちり閉じていたりすると寝ているのかな?と感じる。






 昨日またうちの蛇が寝ている(らしき)所を見るチャンスがあったので、写真に撮ってみました。一番上から熟睡している(らしき)状態→→→撮られているのに気付いて目を覚ました(らしき)ところ、という順に写真を並べてみた。(左の縮小された写真をクリックすると別ブラウザで開きます。その写真をさらにクリックすると拡大します)。目の瞳孔の様子を見ると全然違っているのが分かると思います。因みに一番下から2~3番目くらいまでがうち蛇が普段、所謂「起きてる」時の状態、一番下はなにか興奮さすような対象物(エサや人間)が現れたときになりやすい瞳の大きさ。あと、見ると常に寝ている時間帯というのもあって、うちの蛇の場合午前中の7時あたりと午後の3、4時あたりはいつ見ても必ず寝ています。

 一番上の写真のような、瞳孔が全く見えない状態というのは夜間、ケージ内に赤外線ランプ以外の光源が無いときにも見られるので=光によって起こっている現象ではないと言えるのかなあと思います。まぶたがないかわりに瞳孔が閉じるのだとしたら面白いですね。