2013年6月29日土曜日

2013年のモルフ(勝手に)まとめ、前半戦


 2013年もだいたい中盤、今年上半期見聞きしてきたヘビの中で自分的に今、ナウいと思われた新モルフについて、覚書もかねて勝手に列挙してみます。

 以前のメモ(2012.11.21)でも少し触れてますが、まずは欧州産カーペットパイソンの新モルフ。三月末に発表されたスノー、また今週公式にメディアにのったばかりの最新モルフ「アルビノゼブラジャガー」、ほかにもサングロー、キャラメルジャガー/グラナイト、もはや言われるまで何のヘビだか分からない、銀灰色・無班のモレリアと化したエギザンティック・スーパーゼブラなど、なかなか綺麗な品種が沢山生み出されています。飼育下での改良が進んでいるので、廉価で驚くほど発色の良い個体が手に入る事があるのも魅力的。小さいうちはどうなるか見当もつかないから博打運も試せます。

 次にブラジルレインボーボアのハイオレンジ。と言うと、「前からいるやん」と少々面白みに欠けて見えますが、これらのモルフはエキスポなどで目にすると年々綺麗になっていってると感じているので、「現時点で一番きれいなブラニジのモルフはハイオレンジ」という結論(暴論)に達しました。この種におけるハイオレンジやハイレッド、なんとかグローなどのモルフの良いところは、単純ですが選択交配の代が進むに連れて徐々に・着実に目に見える形で成果が出てくる点です。個人的にこういうこつこつとした努力と継続的な投資をした人のみが報われるという努力・友情・勝利型モルフに対して、好感度が高いです。ジャンプを読んで育ったせいだと考えています。

 さらにコーンスネークからラベンダー系統のモルフとして「ムーンストーン」は実際見てかわいいと思ったもののひとつ。コーンに関しては完全なる門外漢の管理人なので少し調べてみましたが、あまり古いデータがでてこなかったので比較的新しい品種と考えました。アネリ×ラベンダーを基にした品種だそうです。しかし、こうやって書くと前にもそんな品種があったような気がするんですね。ナミヘビは個人ブリーダーが数年足らずで「系統を確立した」とか言ってオリジナリティを主張しはじめたりするところが、一部熱狂者層をのぞく大部分のファンのモチベーションを削いでるような気がします。そして結果的に購買者層を狭めていると思う。ローカリティと違って、モルフの細分化のしすぎは諸刃の剣的なところだなと思うのは、グッピーなどがそれでマーケットそのものが矮小化したと感じているせいもあるかもしれません。いきものの「品種」なんか所詮は暗号通貨なので、その意義を共有できる新規の「ファン」の流入が継続してないと、そもそもの価値も失われがちになります。

 そしてボアコンストリクターからは「スーパーオニキス」と「ムーングロー」。スーパーオニキスは見た目汚いパターンレスですが、次につながる面白い品種。アルビノ化すると「アルビノ・マッドネス」というアホなネーミングの品種になります。ムーングローは最初に生産されたのが2007年と言われているため特にナウいというわけではないかも知れませんが、最近繁殖家が少しづつ増えて、徐々に手の届くヘビになりつつあるという点で自分の中でポイントが高かった。スノーにハイポ・アルビノ・アネリのトリプルへテロを交配した品種で、サドルの色がスノーよりもよりラベンダー色に近く(幼体時に顕著)、リューシスティックを除いた中で「今最も白いボアコン」と考えられています(元親の系統により黄みが強くなるという人もいる。)

 最後に管理人の中で備長炭のように地味に、かつじりじりと燃えていたのは

 ① 旧大陸産スナボア全般、中でもとあるスナボアの一亜種。ロマンを感じます
   入手のあて僅かにあり、しかしどうなるか分からない。
 ② ハイブリッド・ツリーボア達、とりわけアマゾン×エメラルド(写真参照↑)。
   ハイブリッドに全く興味のない自分でも、納得できるかっこよさ。
 ③ チビヤモリ なぜか興味を持ってしまった(瞬間風速的な興味の可能性あり)。
 ④ スポッテッドパイソン「グラナイト」いつ見ても「いいなァ」と思う物件(主観)。
 ⑤ ニシキガメ
 ⑥ IMGソノラボア「レオパード」←これは10年ちかく言っている気がする

 のむっつ。あれ、大部分はモルフではなかった。品種についてこんなにごちゃごちゃと書き並べておいてナンですが、個人的には小さくて・茶色(黒)っぽくて・生命力の強そうな、いわゆる「ふつー」のノーマルな生き物が好きな傾向にあります。茶色って、とてもいい色だと思っているんです。お弁当だって茶色っぽいおかずが多いほうがおいしいし。

2013年6月27日木曜日

Ecnomiohyla rabborum - アトランタ動物園ウェブより        

 こちらも最近暑くなってきました。野外の色々なところで様々ないきものを目にするにつけ、ヘビ以外の爬虫類について考える機会も増えています。今日は、去年死んでしまった最後のピンタゾウガメ「ひとりぼっちのジョージ」に続き、ひっそりと滅びようとしているカエルがいることを知った。上の写真のカエルはアマガエル亜科「Rabbs' Fringe-Limbed Treefrog」という種。直訳するとレブズ・ヒダアシキノボリガエルってっところかと思いますが、2005年、すでに希少種となっていたパナマ産本種の数十個体が研究者によって米国内の施設に移送された後、野生下に残された個体郡はカエルツボカビ症によって消滅。飼育下に置かれたカエルたちも繁殖することなく徐々に死に絶え、また同時に捕獲されていたオタマジャクシもラボの中で上陸することはありませんでした。この写真の大きなオス「トーギー」は現存する最後の一匹で、研究者の報じるところによると健康状態は大変良好、けれども非常に年老いているとのことです。

2013年6月24日月曜日

 今日は飼育部屋にタイマーを設置。いままで何気に20年近くヘビを飼っていて、一度もタイマーのお世話になったことがありませんでした。昼間の明かりと夜の赤外線ランプの切り替えは今までずっと手動で行っていました。だから夕方出かけて朝まで遊んでいる場合などは昼の電気はつきっぱなし・・・などということは、正直よくあった。つまりヘビの体内時計に無頓着だったという事です。飼育環境のハイテク化には程遠いけど、これでちょっと「文明開化」くらいには近づいたかな。

2013年6月21日金曜日

ピクタ


 近所の湖にカメ餌を持って行き、水面にわざとバラバラと音を立てながら撒き餌するとスライダー各種にトウブニシキガメなどが見られる事が分かりました。見た感じではスライダー6:ニシキ4+αでカミツキガメ、ニオイガメくらいのニシキガメの健闘ぶり。見ていてうっとりするようなきれいなヌマガメです。ヌマガメといえば自分の住んでいる街から南に半日ほど車を走らせると、アミメガメの生息域に入るのですが、こちらもいずれ見てみたいところ。

 写真のカメは岸辺付近の小魚をタナゴ針で釣っていじめていたところ、水底のボサから急に飛び出してきてひっかかったものです。おそらく子ガメの頃にも人につかまったのか上顎に大きな古傷があった。野生の亀を捕まえたときいつも感動するのはその力強さ。筋肉モリモリで、片手でつかめる大きさでもみんな驚くほど重い。

2013年6月20日木曜日

 南米の珍種、チリダーウィンハナガエルが絶滅したとされた。進化論の父・チャールズ=ダーウィンが南米を旅したときに見つけたといわれる、鳴嚢の中でおたまじゃくしを育てる南米のユニークなカエルの一種は80年代を最後に生存が確認されていなかった。

2013年6月10日月曜日

 ここのところ庭+改装やリフォームをちびちびとやっています。まとまった更新がない時はグーグル+のコミュニティに走り書きをすることにしました。G+は使ってる人があまり多くないという最大難点がありますが、ユーザの方はぜひ情報交換しましょう。今後はまとまった記事はこちら、更新情報とちょっとした品種などについてのつぶやきはG+、の二人三脚でやっていこうと思います。因みに例の携帯端末用あやしいサイトの方も、まだ死んだわけでなく、時おり害にしかならない日記を垂れ流していく所存ですので今後も宜しくお願いいたします。