2015年1月7日水曜日

注意、フトアゴで人をぶってはいけない

このあいだ即売会の会場で出会ったフトアゴ達。「暴力反対ー!」

 おとといのパリでのイスラム過激派のテロについて、ご近所のイスラム教徒の人が「ちょーウザい」とぼやいていた。ニュースにのるような過激派の活動は、経典の「自分達に都合の良い勝手な解釈」の結果であって、2001年の同時多発テロ以降、既にかなり下落していた世間でのイスラム教徒への評価をさらに貶め、「平和の敵、狂った人々」のようなイメージ作りに貢献している、と言っていた。そしていつもとばっちりを食うのは彼女曰く、自身の様な「純正で争いを望まない」イスラム教徒であり、極端な一部の人の行動によって、また暫く世間で肩身の狭い思いをすることになるかもしれない、ともらしていた。これを聞いて「どこでも問題は一緒だな」と思ったのは、私達両・爬愛好家の間でも(テロリズムなんかと比べたら全くスケールの小さい話ではありますが)似たような事態をたまに目にするせいかもしれません。どれだけ沢山の善意ある飼育者達が、自然を愛し、自分の飼ってるいきものを大切に世話していたところで、反社会的な行動をとる人が1人でもいれば無意味になりえるという、あのパターンを。

 最近、フロリダの爬虫類ショップで経営者が激高してスタッフをフトアゴヒゲトカゲで殴ったという話が、バカニュースとしてけっこう大きく報道されていました。この経営者はトカゲを使って複数回殴打したほか、トカゲをその店員の口内に突っ込んだかどで逮捕されており、トカゲの安否は確認されていないそうです。「アホやな」と笑っていいのか、「なんてことをするのか」と怒っていいのかなんなのか分からないこの事件、舞台となった爬虫類ショップの名前を聞いて、なんか聞き覚えがあるなと思っていたら、2年前ゴキブリ食い競争をやって死者を出したお店でした。この店主はそのほかにも薬物所持で捕まった前歴などもあり、絵にかいたような無軌道者のようなんですが、こういう事件があると、爬虫類を飼ってる人のイメージがまた少し微妙になります。事実無根なうえにすごく偏ってると思うんですが、東海岸において「ふつう~の一般人」が思う爬虫類を飼ってる者の印象とは、「何か人とは変わったことをしたいティーンネイジャー」か、「野生の生き物から搾取する、低学歴、低所得、刺青だらけのあやしいプア・ホワイト」というもので(西海岸ではまた印象は異なるはず)、基本的に世間の風当りは強いと感じます。しかしこれは、一部のアブノーマルな人々を拡大解釈するメディアによるところも大きいと思うのです。けっきょく、報道の抱える根本的な問題というのは記事がお金を絶対に生み出さなければいけないというところにありで、書き手は読み手の注目を得られそうなキャッチーな事を書かなくてはいけなくなったり、お金を出してくれる会社などに考慮した文を書かなければいけなくなったりして、目立ったもん勝ち(悪目立ちも含む)な世の中づくりに貢献してしまっているよなと、考えていた今日です。