2013年3月2日土曜日

 ずっとタタールサンドボア「らしき」スナボアとして飼ってきたプンたろう(メス)ですが、ここのところジャベリンサンドボア(ヤハズスナボア)疑惑が出ています。発端は、次に購入を検討しているスナボアのブリーダーにたまたまプンたろうの写真を送ったところ、ブロッチが真黒いのは模式的な形質からは外れるが、ジャベリンサンドボアの可能性はないかと言われたことでした。氏曰く、メスのタタールサンドボアは結構大型になる(少なくとも80~120センチ)が、それに対して80センチあるかないかのプンたろうは若干小さい。また、ジャベリンサンドボアは生息する範囲が広域にわたるため、亜種間の違いも含め個々の個体のもつ体色や斑紋のバラエティもかなり多様で、そのため本やウェブなどで見られる写真の一枚一枚はあまり頼りにならない事も多いそうです。調べてみると確かに目じりから口端まで続くストリークがあるということと、体鱗列数、噴腹鱗の数及び、尾下の鱗の数がだいたい当てはまりました。ただし、これらの特徴は中央アジア~ユーラシア、欧州産のスナボアには比較的ありふれたものだということと、プンたろうとある程度似た見かけのヘビはジャベリンサンドボアの中にも、タタールサンドボアの中にも見られるという点で、これが個体のローカリティからくるものなのか、先に挙げた二種いずれかの亜種だからなのか、もしくは何らかの亜種間雑種なのか、今の所はっきりしていません。そんな疑問を残しつつ、これからは「おそらくジャベリンサンドボア」のプンたろう(メス)をよろしくお願いします。

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