2012年7月4日水曜日

 アメリカにペンテコステという、宗教というよりはほぼカルト、というキリスト教の団体があります。ここの人たちはものすごいエキセントリックなパフォーマンスと共に説教をすることで有名です(その様子がどんなものか知りたい方はBORAT ボラットという映画を見てみてください)。先月、そのペンテコステ系の牧師がシンリンガラガラヘビにかまれて死亡というニュースがあったのですが、さすが変態カルトと驚いたのはこの牧師さん、自分が神に守られていることを示すため説法中にガラガラヘビをハンドリングしまくるという無茶苦茶を恒常的に行っていたらしい。ガラガラヘビが持っちゃうと意外と噛んでこない蛇だから出来たであろうこのパフォーマンスは、驚くべきことに、アメリカ東部の一部地域では昔盛んに行われていたものです。若者の宗教離れが進むにつれてこの説教法は廃れてきているそうですが、消え行く伝統に対してここまで「どうぞ、どうぞ」と思えたのも最近珍しかったのでここに書き残します。でも見方を変えるとこんなに蛇と共に生き、手の上の小さな爬虫類に命を託しちゃう人もそう居ないのではないか。そういう意味ではちょっとかっこいい……わけないか、やっぱりただの変な人。

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