2012年4月5日木曜日

 国立博物館にティタノボア(タイタノボア、T. cerrejonensis)の完全模型がやってくるというので週末にキッズ達に混じって見物してきました。ティタノボア(タイタノボア)というのは今からおよそ6000万年前に南米、今のコロンビアのあたりに生息していた体長13~15m・体重1.1t以上の古代ボアで、成体はもっぱら古代ワニを専食していたというばかばかしいほど巨大な蛇です。予習のために見ていた雑誌の記事では模型はグリーンアナコンダをモデルにしているものと紹介していましたが、大型化すると体重を支えるために筋肉量が大幅に増えるため、かなりずんぐりした体型で実物の模型はどちらかというとスナボアを連想する顔と雰囲気でした。この体重と体型から推定されるティタノボアが獲物をコンストリクトする時のパワーは莫大で、獲物の体表面1c㎡あたり約130kgの圧がかかることになっていたらしい…、VS人間を想像すると巻かれた瞬間にグニャグニャに粉砕されることになる。ずっとずっと昔こんな化け物みたいな蛇が地球上を這い回っていた事はなんだか信じられないような気もするが、今生きているボア達はその生き証人ということだし、なによりうちにもその末裔が(ずいぶん小型化したとはいえ)3匹もいるんだと思うと結構感慨深い。



 ワニ食い蛇といえば、博物館のついでに今国立水族館に来ている白いアメリカアリゲーターも見に行き、やはりワニのかっこよさは特別だ!という認識を新たにしてきました。アルビノのワニは小学校の低学年の頃にサンシャイン国際水族館の特設展で見て以来だったので、あらためてその神様のような美しさに魅了され、家に帰ってから早速幼体の販売価格を調査(笑)。繁殖はそれほど難しくなさそうなのに案外流通していないあたりが希少価値を高めていて、欲しい気持ちに拍車をかける。暖かいところで一軒家を買い、プールをアリゲーター用に改造するなどすれば意外と飼育は容易な気がする(実際、フロリダあたりでは普通の民家のプールにワニが居候しているかどで、消防隊が呼ばれる事は結構よくある)。パティオで茶でも飲みながら庭の白いゲイターを鑑賞…など、かなり夢の展開である。管理人は客観的に見てかなり蛇が好きな人間だと思いますが、こんなのが家にいたらそんな自分でも「もう他になにもいらぬ」という心境になるかもしれない。

 とりあえず、野生下でも50年以上生きるらしいから飼いきることを考えたらそろそろ買ってこないと間に合わないな(笑)唯一の難点は管理人が暑さと暑い州が苦手なことか。

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