2011年11月13日日曜日

 しばらく揉めていたケージ問題ですが結局ネオデシャプラスチック社のケージになりました。使い心地のほうですが、全面が一枚のガラスで覆われていて、ずらすとそのままかなりジャイアントなスライドドアとなるのが唯一不便な点であとは概ね使いやすいと思います。もうひとつの点としてこのケージは長く使用すると変色してくることが一般に指摘されているので、そうなったらまたここに書きたいと思います。12/14日追記:このケージに使われているアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂というのが対候性があまりないらしいので、経年劣化・変色の原因かもしれない。それとこの素材はある程度の温度に晒されると熱分解を起こすらしいので、ケージそのものに熱源を当てるタイプの保温はしないほうが良さそう(シート型のヒーターなど)。これは、考えようによってはかなり不便な点と言えるかもしれない。

 話は変わって数日前に子蛇がうちへやってきました。一年ほど前からどこかにいいロンギコウダがいたら大きさに関わらず(もちろん大きければ大きいほど良い)欲しいと考えて探し回っていましたが、この亜種は米国内でもそれほど人気があるというわけではなく、去年のフロリダでのエキスポ以降生体を見る機会は皆無でした。自分が田舎に引っ込んでいたというのが主な原因でしょうが、もうひとつの理由は自分の目で実際に見た動物を買うのが好きだという個人の癖にもよるかもしれません。それでも十分な幅の選択肢の中から好みのものを入手できる日本や、ヨーロッパの都市部のような場所は、世界的にもかなり異質であるし、とりわけ東京の爬虫類屋の過密具合は異常といっていいと思います。ともあれここアメリカで「モノを見て買う」をやると、膨大な時間と、莫大な費用がかかります。


 そうこうしていたところ幸運にも先日再び行ってきたフィラデルフィアでのエキスポにて、今年生まれの幼蛇を見つけたのでためしに一匹買って帰りました。フロリダ出身のCBでパッと見ちょっと赤味が強いですが一応見て分かる範囲での亜種の特徴は押さえており、また最低でも生後2、3年くらいは生育しないと結果は見えてこないと思うので、宝くじを買ったようなものだと考えてしばらく育てて見ます。下の方に「気が滅入る」と書いた幼蛇の世話に加えこの個体は餌をあまり食べないそうなので早速「めんどくさいなあ」という所なのですが、今はそんなに個体数飼ってないのでがんばれそう。これからどう色彩が変化していくか時々写真に撮っていこうと思います。

 気が滅入るといえばこの個体を買ったショップはフロリダからはるばる1500キロを山モリの毒蛇とともにやってきたそうで、生体を積んだ車で東京から静岡まで移動するだけでひ~こらしていた自分にとっては、それもまた気が滅入ることだなあと思いました。

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