2014年4月23日水曜日

動物園で職員をイラッとさせる行動7選


 管理人が有志のスタッフをしている米国立動物園は、名前の通り国費で運営されており、市民は無料で動物達を観察したり、書庫やビデオルームで勉強したりすることができます。動物園だけでなく同じ学術協会系列の博物館や施設の多くも無料で入場できるので、個人的にはすごくいいシステムだと感じていますが、反面、世の「タダなもの」の常としてとにかくピンからキリまで本当にさまざまな人がビジターとしてやってくるため、特に「キリ」な人々纏わる逸話にも実にさまざまなものがあります。今日はアメリカの一般的な動物園に関して見聞きした風変りなビジター話を、管理人自身の実体験も交えつつまとめてみたいと思います。

 1.動物が見えないと怒りだす

 いるんですよ。これは先日管理人自身が遭遇したケースですが、聞くと「結構よくある」らしくダブルでびっくりしたもの。いうまでもありませんが、生き物が常に展示場所の開けた場所に居てポーズをとってくれているなどということは不可能ですから、それに対して飼育員や補助員に詰め寄らないで欲しいのです。

 2.動物と触れ合おうとする

 防護柵の上に立つ、防護柵から手を伸ばす、どこからか持ってきた棒を動物のほうへ差し出す、小石やちぎった雑草を動物に向かって投げる、手持ちのスナックをちらつかせる。または温室で放し飼いの生き物を捕まえようとするなど。子供に多い行動ですが、こういう子供の親に限ってなぜか全く注意しなかったりします。
 
 3.自分のペットを動物園につれてくる

 これは、エキゾチックアニマルの飼い主に多い。たとえば一般の来場者が小型のサルやオウムを肩にのせてきたり、大きなニシキヘビを体に巻いてきて、爬虫類館の脇で勝手に触れ合い体験コーナーを開設する(笑)。理由は種々ありますが、特にビジターにとっては動物園が行っているレクチャーの一種と捉えられ、誤解を招くためNGな行為です。

 4.尊大な振る舞い

 中年以降の人に多い、飼育員を「肉体労働者に毛が生えた」程度に思っている人。確かに動物園の飼育員はズボンの裾が常に濡れていたり、頭に牧草がついてたりして見た目は限りなく肉体労働者っぽいですが、ほぼ全員が博士号を持つ動物のための専門家です。そのため、「どこどこに忘れ物をしたから、取っておいてくれ」とか、「あのガゼルが見たいから、檻の前のほうに連れてきてくれ」という要望をするのは筋違いです。動物園において、ビジターと飼育員は対等な関係なんですね。

 5.動物の檻に入る

 2で挙げた「触れ合おうとする人」の進化バージョンといえます。もう、かなりイッちゃっていると思いますが2年に一度くらいは現れるキャラらしい。中には自殺志望の人もいるので、特に肉食獣や類人猿のケージのまわりでは関係者・警備員は気を抜けないと言います。

 6.臭がる

 校外学習などで来ている若者の団体に多い。動物園が匂うのは普通であり、入園者誰しもちょっと臭いと思うのは普通です。しかし園に入った瞬間「くせ~、くせ~」「ゲロゲロ」等、匂いに対して騒ぎ続ける人達や、始終鼻を袖口やハンカチで覆って移動している人もいるんですね。思ったことをすなおに表現する人が多いアメリカなので仕方がないですが、その「臭い」動物のために毎日一生懸命働いている人々からすれば「あなた自身はさぞやいい匂いなんだろうね?」と聞き返したくなるのも分かる様な気がします。

 7.過度に動物の注意を惹こうとする

 どこの動物園でも多分最もうっとおしがられていると思われる行為。檻の前で過度に口笛を吹く、チュッチュッと音をさせる、人間の食べ物を投げる、ケージのガラス窓をドンドンと叩くなど。一人ひとりがやるアピールはわずかなものでも、繁忙期となればこれを一日何千回、週に何万回とやられる動物の事を思うと居てもたってもいられなくなる職員は多いようです。

  日本でも共通するようなものから、アメリカでしか起こらないだろうと思われるような奇抜な事件まで、動物園では日々さまざまなドラマが起こっています。それらを見るにつけ、少なくとも人間の都合でそこに居てくれている動植物への敬意は、いつも忘れないようにしたいものだなあ思います。