2014年4月2日水曜日


 先日の庭掃除で偶然レッドバックサラマンダーを見つけて以来、なんとなくこの種の好む環境がつかめた気がして、車で10分ほどの雑木林へ武者修行に行ってきました。結果は6匹を見つけることができ、最初のチャレンジにしてはなかなかの成果といえるでしょう(自画自賛)。写真をたくさん撮ったのでフィールドのページに別途、アップしました。こちらはまだ寒いので両爬はサラマンダーしかでてきませんが、普段ニオイガメがたくさん住んでいる川の風景も撮ってきたので、興味のある方はよかったらご覧下さい。それにしても、けっこう簡単にみつかって、すぐ捕まえられて色もバリエーションがいろいろあるなんて、なかなか楽しいイモリです。これは子供の味方だな~。日本だったらなんとなくサワガニに近いノリかもしれません。

 ところで、イモリとりをしていて気付いたことがあります。見つかる個体がどれもちょっと小さいのです(痩せているとかではなく)。動物園で、気温や湿度を管理された中で飼われている個体達は感覚的に2まわりほど大きいので、不可解でした。本種の寿命は少なく見積もっても10年以上とのことなので、成長途中の若い個体にばかり出会っているとも考えにくかった。不思議に思っていたところ、今日ナショナルジオグラフィックでこんな記事をみつけました。曰く、北米で一部の野生のサラマンダーの小型化が進んでいるという調査報告が、今週発表されたのだそうです。原因はおそらく気候の温暖化とのこと。年々、これらの動物に本来マッチした気温よりも高温気味になる期間が延びたことで、サバイバルに対してより多くのエネルギーが割かれるようになり、小さな体の方が有利になりつつあるのではないかと考えられているとか。研究者の調べた十数種9000個体のなかから6種においては、特に1980年以降、一世代ごとに平均1パーセントずつ小さくなっていっているそうで、もしそうであれば今までに本来の体の大きさから3割近く縮んだことになります。

 2009年の調査によると、近年の気候帯の北上のスピードは、たとえて言うならある植物がもともと適した気候帯に居続けようとした場合、1日1.15メートル北に移動しなければいけない位だそうです。管理人の住む州にも、いくつかの山の山頂付近にしか棲まず、絶滅の危機に瀕しているサンショウウオがいます。年々、山の上の方へ、涼しい方へと移動していった結果、そうなってしまったんだそうです。でも、いつの日にかその山のてっぺんにたどりついてしまったら、いったいどうなってしまうのだろう。空を飛ぶ翼も野を駆ける強い足もないサンショウウオ達には、もうその先はないのです。