2013年12月5日木曜日


 東海岸の上の方は本格的に寒くなってきました。と言っても今住んでいるDCエリアは以前住んでいた五大湖周辺の街と比べたら、ぜんぜん全く可愛いものです。なんといったって昼間ちゃんと気温がゼロ度以上になります。吹雪が半月降り続くなどということもありませんし。とはいえ、今は野生の生き物にとって厳しい季節であることにかわりなく、この間池で見たカメたちもあれが最後のダメ押しの日光浴だったようです。今は完全に、森からも湖からも爬虫類の気配が消えました。写真は、とある日に森で見たカタアカノスリの最後。傷も羽の乱れもなかったので、なんらかの中毒か、もしくはおそらく経験の浅い若い鳥がエサを暫く取れていないところへ急に気温が下がりそのまま衰弱死したのではないかと考えています。


 ところで最近日本はボーナスシーズンなためか、ヘビに関する質問のメールが送られてくることが、ちらほらと見られるようになりました。メールやグーグルの+1、コメントなどで、内容は何であれ、フィードバックをしてくれる方にすごく感謝しています。一通一通、一こ一こ友達が書いてくれたようなつもりで読んでいます。「どこかの誰かが見て(読んで)くれている」という感覚は何かを書いたり、熱意をもって調べたりする大きな原動力になりますね。

 管理人は、たとえシュミの範囲内のことであっても、サイエンス系の情報は基本、オープンにされているべきという考えなので、微力ながら、「どこかの誰かの役に立つかもしれない」というスタンスで、サイトやブログなどをやっています。しかしタダで提供されるものってなんでもそうだけど、手に入れてもあまりありがたみは感じられなかったり、特に印象に残らないという問題もありますね。1000円かけてとったUFOキャッチャーのキューピーと、公民館のバザーでもらえたキューピー、どちらも同じMade in Chinaだけれど、UFOキャッチャーで取ったやつのほうがよほど価値ある気がするように。であるがゆえ、例えそんな「タダで提供されるもの」であっても、読んだ物をもとに自分の頭でいろいろ考えてみたり、それをアウトプットして、書いた人にまた送ってみたり、そういう建設的行動につなげていける事、つなげていける人っていいなと思います。

 一方で、自己紹介もなく短文で「日本のXXXで売られているYYYはアメリカ(ヨーロッパ)では何円位ですか」「次日本ではやりそうなモルフってなんですか」「飼っているロンギコウダを(できれば安く)売ってくれませんか」というようなメールや、また質問の答えを得ると突然ぱったり交信が途絶えてしまう方なども、少数派ですがおられます。これにはがっかりします。その方に対して、ではなく、私は、そういう細かい事がなんとなく気になってしまう自分自身の「ダサさ」を感じるのが嫌なんです(笑)。まだまだ無私・無我の精神とは程遠い管理人です。リアクションを下さる際はその点、宜しくご懸案ください。

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